WEB面接を行う際のコツと注意点

転職

新型コロナウイルスの影響で、オンライン面接を行う企業が増えています。

私は転職時、複数社の面接機会をいただきましたが、一次面接から最終面接まですべてWEB面接でした。途中で対面の面接が入る企業もあると思いますが、それでもWEB面接は転職者が必ず通るべき道と言えるでしょう。

そこでこの記事では、WEB面接を制するためのコツと気をつけるべきことをご紹介します。

事前準備のポイント

WEB面接ツールをインストールし、使い方を確認する

WEB面接ツールは、Zoom、Skype、Webexなど様々あります。圧倒的にZoomを使う企業が多い印象ですが、異なる場合もありました。面接の案内と同時にどのツールを使って面接をするのか伝えられますので、きちんと確認しておきましょう。ツールのインストール方法や基本的な使い方についても企業のメールに記載があることが多いです。事前にインストールや操作方法の確認を済ませておくことをおすすめします

事前にテストをする

実際の面接前に、一度そのツールを使ってテストしておくと安心です。家族や友人に協力してもらうか、もしくはアカウントを2つつくって自身のパソコンとスマートフォンで繋いでみるなどの方法で試してみるといいでしょう。その際に確認することは、以下の4つ。

① WEB面接ツールのアイコンや表示名

相手側に表示される名前やアイコンを確認しておきましょう。特に、そのツールをプライベートでも使用している場合は要注意。名前や画像が面接に適していない可能性があります。表示名は本名に、写真は履歴書に載せているものや、もしくは設定無しが無難でしょう

② 自分の見え方

ノートパソコンを机の上に置くと、覗き込む姿勢になってしまいがち。相手から見ると見下されているような印象になってしまいます。顔が正面から映るよう、パソコンの下に台を置くなど画面の位置を調整しましょう

③ 映り込む背景

背景はどこまで映り込むのか、確認しておくのが重要です。

「ここまでしか映らないだろう」と思い込み、自分の真後ろのみを綺麗にしていても、意外と広範囲まで写ってしまい、周りに避けていた雑多なものたちが映り込んでしまう可能性も…。

クローゼットのドアが空いていて、ごちゃっとした中身が見えてしまう、なんてことも要注意。

WEB面接をする部屋全体が綺麗なことがベストですが、そこまで片付けられない場合はしっかり映る範囲を確認して”綺麗に見える”ように意識しましょう

④ インターネット環境

安定した接続環境を確保しましょう。WEB面接ツールのテスト環境でも確認できますので、実際の面接で映像や音声に問題が生じないように対策するのが重要です。

緊急連絡先を確認しておく

万一、WEB面接前や面接中にトラブルがあった場合、すぐに企業側と連絡がとれるよう、緊急連絡先を確認しておきましょう

特に緊急連絡先が伝えられていない場合は、面接の案内メールに記載されている電話番号(基本は人事部の電話番号)を手元に控えておくといいでしょう。

以前、私は事前に伝えられていた面接URLが誤っていて接続できないといったトラブルがありました。そのようなケースは稀だと思いますが、PCトラブルなど、WEB面接ならではの問題発生も考えられますので、すぐに企業側と連絡をとれるようにしておく必要があります。

提出資料やカンペを準備する

面接時は事前に提出している履歴書や職務経歴書に沿って質問されますので、どんな内容で提出したのか、面接前に改めて確認し、手元に置いておくと安心でしょう

また、面接の受け答えに使うカンペも準備しておくのがおすすめです。「カンペを準備してたらバレないの?」「どんなカンペを作ったらいい?」という方は、他の記事で解説していますので、是非こちらもご覧ください。

メールなどの通知を切っておく

スマートフォンやパソコンの通知音は切っておくようにしましょう

通常の面接時にも共通して言えるマナーですが、WEB面接では、電子機器を使いながら行うことになります。その際利用する電子機器は、面接官の声を聞くため音声をONにしていますので、思わぬ通知音が鳴ってしまう危険性が高まるのです。そのようなことのないよう、すべてのアプリなどの通知音をOFFにしておく必要があります。

面接中のポイント

最初と最後にきちんとあいさつをする

オンライン面接が始まると面接官の方から「こんにちは。音声はきちんと聞こえていますか」などと通信環境について確認されます。通話ができる状態であること、お互いの姿がきちんと見えていることを確認したら、「こんにちは、◯◯(名前)と申します。本日はお時間をいただきありがとうございます」と一礼しましょう

また、面接が終了したあとも「お時間をいただきありがとうございました。それでは失礼いたします」と、丁寧にお礼を伝えてから終えてください

特に指示がなければ面接官が退出ボタンを押すのを待つべきですが、「そちらで退出ボタンを押して退出してください」と指示がある場合もありますので、従いましょう。

対面よりゆっくり丁寧に話すことを意識する

緊張すると早口になってしまいがちですが、WEB面接では特にゆっくり丁寧に話すことを意識してください。回線を通すことで、対面より聞き取りづらかったり、タイムラグが生じたりする場合があります。しっかり伝えたい内容が伝わるよう、対面以上に心がけることが重要です。

画面だけでなくカメラも見る

画面ばかり見ず、カメラを見て話すようにしましょう。面接官や自分が映っている画面を見てしまいがちですが、そうすると面接官から「目が合わない」と感じられてしまいます。基本的にはカメラ目線で話し、ときどき画面に目を移して面接官の反応や自分の映り方を確認しながら話せるといいでしょう

表情を意識する

WEB面接では画面越しに相手を見るため、表情が固くなりがちです。また、対面と異なり相手に見える範囲が限られてしまうため、ジェスチャーなどを交えて表現しづらく、意図が伝わりづらい懸念もあります。上半身しか見えないからこそ、表情が対面以上に重要になりますので、ポジティブな印象を持ってもらえるよう意識しましょう

WEB面接にあたって、よくある質問

最後に、WEB面接に関するよくある質問を解説していきます。

スマートフォンで面接しても大丈夫?

スマートフォンに面接ツールをインストールし、通信環境に懸念がなければ全く問題ありません

しかし、企業側から「なるべくパソコンで接続してください」と指示がある場合もあります

私がWEB面接をしたすべての企業から、面接案内と同時にこの指示がありました。

すべての企業がスマートフォンでの面接をNGとしているとは思えませんが、そのような指示があるにも関わらず、パソコンでできない場合は事前と企業側に相談しておく必要があります。

何分前までにスタンバイしておくべき?

基本的には面接開始10〜15分前に画面の前に座り、身なりや必要資料を準備したあと、5分前には指定された面接URLに接続してスタンバイしておくといいでしょう

しかし、企業によって細かい指示があるケースもあります。以下に私の経験した2つのパターンをご紹介します。

① 10分前に事前確認があるパターン

接続環境を確認するため、面接開始10分前に面接官と異なる人事部の担当者が接続。問題ないことが確認されば、一旦画面をOFFに。その後、予定の面接時間から面接官による面接が開始されるといったケースがありました。このケースでは、10分前に人事部の確認があることを見越して、それより前に接続しておく必要があります。

② 開始時間ぴったりに接続するパターン

面接開始時間以前にURLをクリックしてしまうと、不正アクセスとみなされ、ロックされてしまうため、開始時間ぴったりに接続してくださいと言われるケースがありました。このパターンでは、面接開始時間より前にスタンバイせずに、ぴったりに接続する必要があります。

このように、企業から指示がある場合もありますので、しっかり面接の案内メールを確認しておきましょう。

面接中、メモをとってもいい?

面接官の話す内容でメモしておきたいことが発生した場合には、メモをとっても問題ありません。ただし、その際には「メモをとってもいいですか」と確認してから取るようにしましょう。また、メモ用紙やペンをあらかじめ準備しておくとスムーズです。

WEB面接の場所は自宅でないといけない?

必ずしも自宅である必要はありません。もし家族がいる場合など、自宅に落ち着いてできる環境がない場合は、他のスペースを探すべきでしょう。その際には、カフェなど他の雑音が入ってしまう場所ではなく、インターネットカフェなどしっかり密室の空間を確保できるスペースでおこなうことがおすすめです

服装はどうするべき?

服装はスーツが無難です

(私は上半身のみスーツ、下はジャージにしていました…どうせ映らないので…)

WEB面接では部屋の様子などが映り込むため、どうしても映像から生活感が出てしまう可能性があります。だからこそ、いつも以上に身なりを重視し、清潔感を意識しましょう

まとめ

この記事では、WEB面接を行う際のコツと注意点についてご紹介しました。対面での面接とは異なる部分で気をつけるべきポイントが多々あります。慣れないWEB面接で思わぬトラブルが発生し、面接結果に影響してしまうことのないよう、しっかり準備しておきましょう。

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